母を亡くして⑦・自宅での看取り・ACP

「残念ながら、医療には限界がある」と、

ある先生は言った。確かにそうだと想う。

だけど、人の心は  それでは終わらない。

在宅医療の先生、訪問看護師さん達は

自分達に出来る事を、一生懸命に探してくれていたんだと思う。

母の希望を、聞き出そうとしてくれていた様に思う。

「痛みが無くなったら、何がしたいですか?」優しく聞いてくれる、在宅の先生に

母は「痛みを取って欲しい」と、答える。

そう言っては、先生を困らせたりもしたのかな…。今の状況を打破したい母には、痛みが取れたら…なんて仮定の話は…出来なかった。とにかく、自由に動ける様になりたい。

母の願いはただ1つ。

元気になりたかった。

その裏側で私は、母を看取る覚悟を決めなくてはならなかった。

  

Twitter ID  @sora Himawari123

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